ゴールデンレトリバーの標準的な体重、体高と最近の傾向
ゴールデンレトリバーが好き、飼いたいという気持ちが強くなってくると、意識してゴールデンレトリバーを眺めるようになります。
愛犬として迎えるつもりで真剣に見ていると、その体格や顔立ちの違いに驚かれると思います。
家族として家に迎えてからも、一頭一頭まるで違う個性を発揮します。
今回は、ゴールデンレトリバーの標準的な体重・体高、飼育環境の変化による小型化傾向についてお話ししたいと思います。
目次
標準的な体格はオスとメスでこんなに違う!
ゴールデンレトリバーはオスとメスとで体の大きさや被毛のボリューム感が大きく異なります。
性格、力の強さ、活発さなどもオスとメスとで違いがあります。
日本の血統証発行団体の規定による、標準体高、標準体重は以下のようになっています。
- 体高 オス:56~61cm メス:51~56cm
- 体重 オス:29〜34kg メス:25〜29kg(※注)
オスの方が体が大きく、性格はヤンチャで甘えん坊、運動量も多く瞬発力があります。
一方、メスはオスよりも一回り小さく、被毛の量も2/3ほどと少なめです。
子犬のころはヤンチャですが3、4歳ころになるとだいぶ落ち着いた性格になります。
子犬のゴールデンレトリバーは、足が太く、胴回りに十分な肉付きがあること、体重がずっしりと感じられることが健康的な発育の目安です。
メスの子犬の方がオスに比べやや体の線が細く感じられるでしょう。
オスか?メスか?ベストなパートナーを選ぶ
ゴールデンレトリバーを家族に迎える時、性別の選択は慎重に行いましょう。
性別によって成犬になった時のサイズや運動量、力の強さが異なるからです。
パートナー選びのチェックポイントは?
- シャンプーは自宅でできるか?
自宅で抱き上げるスペースが十分に確保できるか確認しましょう。また、被毛の量によってお手入れの手間は変わります。お手入れを楽にしたい場合は、被毛の量が少ないゴールデンレトリバーを選びましょう。 - 家族の中での散歩担当は?
家族の中で誰が愛犬の散歩を担当するのか事前に決めておきましょう。オスのゴールデンレトリバーを飼う場合は、将来成長した時のことも視野に入れ、元気一杯な若いオスの散歩をできるか考えておきましょう。
小型化する傾向にある日本のゴールデンレトリバー
日本でゴールデンレトリバーの飼育頭数が増え始めた当初は、大型犬ブームの盛り上がりの時期でした。そのため、原産国のゴールデンレトリバーに近い、大きいサイズで、しっかりした体格が評価されていました。
それから30年以上が経ち、日本では、大型犬を室内やマンションで飼育する世帯が増加しています。
その影響で、日本で繁殖されるゴールデンレトリバーは小型化が進んでいます。
メスの場合体重は20kg前後と小柄なこともあり、骨格も細くなってきています。
日本のゴールデンレトリバーは、小型化が進んではいるものの、本来の穏やかで友好的な気質は相変わらず持ち合わせています。
(※注 体重の規定はないため、標準値を示した)
スポンサーリンク
スポンサーリンク