ゴールデンレトリバーの子犬のしつけ【散歩トレーニング】

ゴールデンレトリバーとの散歩は楽しいひと時です。

けれど、中には犬を散歩させているのか、犬に散歩させられているのか、わからない飼い主さんを見かけることがあります。

子犬のうちに何も教えず、好き勝手にさせていた結果ともいえますが・・・、飼い主さんや家族にとって大変労力のいる時間になっていそうです。

また、飼い主さんが困るだけならまだいいのですが、あまりエスカレートすると愛犬が事故に逢ったり、他人に迷惑をかけてしまうこともあります。散歩のしつけは子犬のうちにしっかりと行うようにしましょう。

今回は、ゴールデンレトリバーの子犬のしつけ【散歩トレーニング】についてご紹介していきたいと思います。

 

目次

散歩トレーニングのグッズ

散歩トレーニングをするには、首輪とリードなどのグッズが必須ですね。

けれど、中にはしつけに不向きなグッズもあります。まずはしつけに適したグッズを用意することからはじめましょう。

首輪とハーネス

最近はハーネスを使用して散歩している飼い主をよく見かけるようになりました。

首輪は頸(読み=クビ)で固定するのに対して、ハーネスは胴体で固定しています。そのため頸への負担がなくなります。

けれど、ハーネスは首輪と比べて犬をしっかりコントロールすることができません。

散歩トレーニングができていないうちに、ハーネスを使うと好奇心旺盛で、パワフルなゴールデンレトリバーに振り回されてしまいます。

ですから、しつけをする時はハーネスより首輪の方が適しているといえます。

リード

現在、リードの種類として自由に伸縮するリードがありますね。これも散歩のしつけには不向きなグッズです。

理由はリードを伸ばした状態で、しつけができていないゴールデンレトリバーが突発的な行動をしてしまうと対処が遅くなってしまうからです。

ゴールデンレトリバーは友好的な性格なので、他人や犬に対して遊びの延長でジャレつくことがあります。もしも相手に怪我をさせるようなことになれば大事件ですよね。

このような点から、伸縮リードは、しつけをする際には不向きといえます。

散歩トレーニング開始時の注意点

ゴールデンレトリバーの子犬の散歩トレーニングは、ワクチン接種をしっかりと行ってから始めるのがいままでの通説となっていました。

けれど、それでは子犬期の重要な社会化の期間が過ぎてしまいます。

そのため、今ではワクチンプログラム終了前に外出させ、人や犬に触れ合う機会を作る飼い主さんが増えているようです。

ただ、ワクチンプログラムが終わっていないうちは、感染症を含め疾患に罹患しやすい状態です。なので、拾い食いや周りの人や犬との接触には十分注意が必要です。

周りの環境に慣らす

散歩トレーニングといっても、いきなり街中に連れ出すことはおすすめできません。はじめは家の周辺で車やバイクの騒音、知らない人や犬に驚かないように訓練していきましょう。

犬と一緒に行き交う車や人を見ているだけでも効果があります。

その後、周りの環境に慣れてきたら散歩トレーニングをしていきます。

散歩トレーニング

飼い主や家族などリードを持つ人のそばをつかず離れずの位置で寄り添って歩くようにさせるのが目標です。この歩き方をリーダーウォークといいます。

まずは歩かせず、落ち着いて横に立たせることから始めます。ゆっくりと撫でながら落ち着くまで待ち、5歩ほど歩いたら呼びます。

ちゃんとこちらに来れたら褒めてあげ、来ない場合にはしゃがんで呼んだり、リードを少し引っ張ります。

これを繰り返し、徐々に距離を長くしていきます。最終的には愛犬が常に飼い主や家族の周りにいる事を目的とします。また、その際にはリードは張った状態ではなく、少し緩んだ状態が理想です。

散歩は飼い主が犬の健康状態を知る上での目安にもなります。

私が飼っていた初代ゴールデンレトリバーは、食事や普段の生活は何も変わることがありませんでしたが、ある日を境に散歩を嫌がるようになりました。

はじめは、犬の気分や天気のせいかと思ったのですが、数日間嫌がることが続いたので、念のため動物病院に連れて行くことにしました。

すると子宮筋腫が見つかり、そのまま手術することになりました。

このように散歩は、飼い主が犬の健康状態を知る上でも非常に有効な手段です。歩くペースはどうか?歩様は?など見ながら行うことで、犬の変化を知ることができます。

 

 

まとめ

愛犬との散歩は愛犬家としては楽しいひと時ですが、しっかりとした散歩トレーニングができていないと愛犬に引っ張られ、犬にとっても人にとっても良くありません。

また、散歩の主導権はいつもリードを持つ人間側が持つようにします。

犬の方が散歩のコースを決めるのではなく、人側が常にコースを決めるようにするのです。更に、散歩時間も一定にはせずに、人側が決めるようにすることが大切です。

 

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