ゴールデンレトリバーの長寿化で起こる問題や課題

犬の寿命は20年前と比較すると約1.5倍伸びたといわれています。もちろん、ゴールデンレトリバーもご多分に漏れません。

飼い主にとって、寿命が延びたのは嬉しいことですが、必ずしも良いことばかりではありません。

寿命が延びたことで今までには起こらなかった、問題や課題が浮き彫りになっています。

愛犬がシニア期を過ぎると、どんな問題や課題が出てくるのでしょうか。また、飼い主として、どんな準備や心構えが必要になるのでしょうか。

今回は、「ゴールデンレトリバーの長寿化で起こる問題や課題」について紹介します。

 

目次

愛犬の介護

ゴールデンレトリバーの寿命が延びたことで起こる問題として、まずは介護の問題があります。ゴールデンレトリバーのような大型犬が寝たきりになってしまうと、飼い主の負担は大きくなります。

介護といわれてもあまりピンとこない飼い主の方も多いかも知れませんが、介護は病気やケガではないということを理解しておくことが大切です。

つまり、今は元気でも、老化に伴って、どの犬にも介護が必要になる可能性があるということです。

犬の老化現象は、外見から判断できるものもあります。

例えば、「顔が白髪で白くなる」「筋肉が落ちてお尻が小さくなる」「歯が抜ける」「目が濁る」「太る・痩せる」などがあります。また「呼んでも反応が鈍い」「少しの段差につまずく」「散歩を嫌がる」など行動から判断できる場合もあります。

また、体内の変化は見た目では判断できないので、シニア期に入ったら健康診断を年に2回行い、病気の早期発見、治療に務めることが大切です。

寝たきりの予防対策

愛犬の老化を止めることはでません。なので、飼い主ができることは、老化の進行スピードを抑える努力です。そのために欠かせないのが、適度の運動とライフステージに適した食事になります。

愛犬が年を取ってくると散歩を嫌がる場合もあるので、ついつい散歩を敬遠しがちになります。けれど、筋力を落とさないことは寝たきりを防止する上でとても重要です。距離を調整するなどしながら愛犬の筋力維持を心がけましょう。

また、犬も運動量が落ちると必要なエネルギー量も減ってきます。一方で代謝機能や消化吸収力も落ちてくるので、必要な栄養分が不足することがあります。ライフステージに応じた栄養成分が補給できるように工夫されたシニア食を取り入れるようにしましょう。

参考:ゴールデンレトリバー老犬の食事 7歳過ぎたら量から質へ

 

犬も認知症になる?

また、犬も人と同じように認知症のようなボケの症状が出ることがあります。犬のボケは11歳を超えたころから認められるようになり、13歳ころから急増するといわれています。

認知症は、脳が時間経過によって萎縮するため発症すると考えられていますが、はっきりした原因や治療法はまだ分かっていません。

ボケの症状としては、「飼い主が分からない」「徘徊や夜泣き」「排泄の失敗」などがあります。これらの症状が起きると、飼い主は真夜中でも対処しなくてはなりません。そのため、飼い主側にもかなりの負担がかかってしまいます。

ボケの予防対策

犬のボケは若いころから脳を刺激することで、予防できるといわれています。

例えば、「散歩コースを一定にはせずに、日によって変える」「こまめに話しかける」「スキンシップを多く取る」など常に脳を刺激する工夫が有効です。

また、ボケの予防や改善には、DHEやEPAといった血をサラサラにする、不飽和脂肪酸が効果的といわれています。なので、与えるドッグフードを工夫したり、DHEやEPAを摂取できるサプリメントを与えるのもいいでしょう。

 

経済的な負担の増加

シニア期に入ると、免疫力が低下して、成犬のころには問題なかったウイルスや細菌に感染しまうことがあります。

病気にならなくても、体の様々な部分が衰えて、動物病院へ行く機会も増えてしまいます。

また、成犬のころと比べて疾患が完治するまで時間がかかることも飼い主の経済的負担を増加させます。

犬の検査治療費には保険が適用されません。大きな実費負担を求められることもあります。また、慢性的な病気になると生涯治療費が掛かることもあります。

飼い主は、思わぬケガや手術で出費が必要になっても困らないよう、ペット保険や積立を行い治療費の確保を行っておく必要があります。

 

ペット保険を検討する際の注意点

愛犬の医療費の確保の仕方は、飼い主に委ねられます。けれど、「金銭的な余裕があれば、治療ができたのに」と後悔しないためには、積立よりペット保険に加入した方が安心です。

ペット保険に加入する際の注意点ですが、まずはこれありきで考えないことです。

ペット保険は、補償のタイプや保険金額も様々です。家計の事情で選ぶこともできます。

何社かを比較検討してから、ご自身にあったプランを選ぶようにしましょう。

ペット保険の資料は、下記より無料で一括請求できます。必要があればご活用ください。

まとめ

大切な家族である愛犬がより長く生きてくれる事は飼い主や家族の願いです。けれど、寿命が延びればそれまでにはなかったいくつかの問題や課題が出てきます。

今は元気な愛犬にも老いは必ずやってきます。いざという時に困らないように、保険や積立といった対策をしておくことは、経済的な面ばかりでなく、精神的な助けにもなります。

 

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