ゴールデンレトリバーの種類は?毛色で見る歴史と特徴
以前、ゴールデンレトリバーの起源は?たった一頭と一人によって生まれるでご紹介しましたが、ゴールデンレトリバーの起源については各種の説があります。
犬種としては、意外と新しいゴールデンレトリバーですが、イギリス系・アメリカ系の2種類いるのをご存じですか?
ゴールデンレトリバーに興味を持って観察すると、毛色や顔立ちの違いに気づくのも、種類の違いがあるからかも知れませんね。
今回はゴールデンレトリバーの種類と特徴についてご紹介します。
目次
ゴールデンレトリバーの歴史
狩猟が盛んだった19世紀前半。スコットランド人のツイードマウス卿によって改良が施された猟犬種たちが、ゴールデンレトリバーの先祖だったと言われています。
また、改良の際は合図や命令に従い、賢さや忠実心を求められました。
改良後、泥の中や川の中にも勇敢に飛び込み泳ぎ、撃った鳥を持ち帰る体力と行動力を持ち揃えた彼らは、まさに現在のゴールデンレトリバーの完成系だったといっても過言ではありません。
レトリーバーといわれる犬種は、レトリーブretrieve(回収するという意味)という語源であり、鳥猟により撃ち落とされた獲物を回収する役割を担わされました。
この犬種の持つペールゴールド(黄白色)やゴールド(黄褐色)の美しい毛色が人々を魅了し、改良犬種となった頃は、イエローレトリバーと呼ばれていました。
1920年、イギリスのケンネルクラブに登録され、現在のゴールデンレトリバーという犬種が確定しました。
ゴールデンレトリバーの種類
ゴールデンレトリバーには、アメリカ系・イギリス系の2種類がいます。
共通的に温厚で飼い主に従順ではありますが、毛色や顔立ち、体型などそれぞれに特色があります。イギリス系・アメリカ系の特徴をご紹介します。
イギリス系ゴールデンレトリバーの特徴
イギリス系ゴールデンレトリバーの特徴は、瞳と鼻の色が黒色。
被毛カラーは、クリーム色が多く、パピー期後半頃からイギリス系被毛特有の緩いウエーブがかかった毛並みになっていきます。
体型は骨太でがっしり。マズルはアメリカ系より短くどちらかというと可愛らしい印象の顔立ちです。
性格は穏やかで優しいものの、活発な一面をもっておりますが、飼い主の命令を喜びと感じるので家庭犬に向いています。
アメリカ系ゴールデンレトリバーの特徴
次にアメリカンゴールデンレトリバーですが、イギリス系と大きく異なる特徴の一つとして瞳と鼻の色が茶色です。
但し鼻の色は最初から茶色ではなく、成長するとともに変わっていきます。
マズルはイギリス系より長く、どちらかというとシャープな顔立ちです。体型は全体的に細くスタイリッシュ。
被毛は柔らかいストレートな毛並み。色は全体的に濃いめの茶色カラーですが、ライト系から濃いゴールド系まであるので濃淡の幅が広いです。
性格はイギリス系と同じで温厚な性格ですが、その反面活発で陽気な性格でもあります。
どちらかというとアメリカ系の方が、好奇心旺盛で明るく、人の役に立ちたいという作業意欲が強いので、盲導犬や介助犬としても活躍しています。
まとめ
猟犬としての誕生から家庭犬となった今でも飼いやすさと温厚さから多くの人に愛されるゴールデンレトリバー。私の飼っているゴールデンレトリバーは、初代、2代ともイギリス系ですが、どちらも魅力的ですね。
大きいけれど優しく賢いので飼いやすいのが人気の秘訣といえそうです。
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